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原著
文献概要
20歳男,30歳男,38歳男の日光蕁麻疹3例を報告した.1)モノクロメーターテストを行った2例では,作用波長は症例1で419〜492nm,症例3で327〜507nmであった.2)全例でプロジェクターランプ照射中に膨疹を生じたことから,抑制波長はないか,あるいはごく弱いと考えた.3)症例1,3にin vitro照射患者血清皮内注射を試み,2例とも陽性を呈した.4) CH50の低下が症例1,2に,上昇が症例3に認められた.5)症例3に閾値以下の反復日光照射を試み,有効であった.
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