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原著
潰瘍性大腸炎に併発した結節性紅斑
著者: 大草康弘1 長島正治1
所属機関: 1杏林大学医学部皮膚科教室
ページ範囲:P.297 - P.301
文献購入ページに移動 潰瘍性大腸炎に併発した結節性紅斑の41歳,女性例を報告した.急激な腹部症状の出現に一致して両下腿伸側に結節性紅斑の多発を認めた.消化管の精査にて潰瘍性大腸炎が見出され,潰瘍性大腸炎に併発した結節性紅斑と診断された.両症状は現在sulfasala—zineあるいはprednisolone内服併用で軽快している.
潰瘍性大腸炎に併発した結節性紅斑について若干の考察を加えるとともに,この場合の結節性紅斑は潰瘍性大腸炎患者の血中にみられる免疫複合体が一過性に血管壁に沈着して生じたtransient immune complex vasculitisと考えられることを述べた.
潰瘍性大腸炎に併発した結節性紅斑について若干の考察を加えるとともに,この場合の結節性紅斑は潰瘍性大腸炎患者の血中にみられる免疫複合体が一過性に血管壁に沈着して生じたtransient immune complex vasculitisと考えられることを述べた.
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