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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科39巻4号

1985年04月発行

文献概要

原著

診断の困難であった水疱性類天疱瘡の1例

著者: 森美智留1 粟田修子1 月永一郎1 熊切正信1 三浦祐晶1

所属機関: 1北海道大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.313 - P.316

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 58歳,女性.臨床像,組織像からは多形滲出性紅斑,水疱性類天疱瘡,ジューリング疱疹状皮膚炎の鑑別が困難であった症例で,初発から4カ月後に螢光抗体直接法でIgG,C3が基底膜に線状に沈着し,8カ月後に間接法でIgG抗基底膜抗体が20倍と陽性になった例を経験した.ステロイドの大量投与にもかかわらず反応が悪いため,加えてDDS100mgの長期投与を行い,皮疹の改善をみた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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