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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科39巻4号

1985年04月発行

文献概要

原著

胎盤性Sulfatase欠損症とX-Linked Ichthyosis

著者: 村野早苗1 小野木淳2 板橋光司郎2

所属機関: 1千葉川鉄病院皮膚科 2千葉川鉄病院産婦人科

ページ範囲:P.333 - P.337

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 胎盤性sulfatase欠損症は極めて稀な疾患であり,胎児に異常を認めないにもかかわらず,妊娠末期の尿中estriolが極めて低値を示す.出生児はすべて男子であり,X—linked ichthyosisの発症をみる.近年X-linked ichthyosisの発症には,sulfatase欠損が関与していることが徐々に明らかにされてきた.われわれは,典型的な母子例を経験したが,本邦皮膚科領域では未だ報告をみないので,文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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