icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科39巻7号

1985年07月発行

文献概要

原著

2カ月半の乳児に発症したJuvenile Bullous Pemphigoid

著者: 八木英一1 佐藤勇一1 高橋伸也1

所属機関: 1秋田大学医学部皮膚科教室

ページ範囲:P.543 - P.547

文献購入ページに移動
 2カ月半男児に発症したjuvenile bullous pemphigoidと思われる症例を報告した.皮疹はジューリング疱疹状皮膚炎様で,組織では表皮下水疱と多数の好酸球の浸潤をみた.螢光抗体法直接法で基底膜部にIgG,C3の沈着をみたが,間接法はステロイド内服中に行い2回とも陰性であった.電顕的検索ではbasal laminaと表皮細胞間に水疱の存在を認めた.ステロイド投与により比較的速やかに皮疹は消褪し,中止7カ月後再発をみない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?