icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科39巻8号

1985年08月発行

原著

Etretinateの奏効した粘膜部上皮性腫瘍の3例

著者: 荒川謙三1

所属機関: 1岡山大学医学部皮膚科教室

ページ範囲:P.663 - P.667

文献概要

 Retinoidはvit.Aの誘導体であり,抗腫瘍作用を有することが知られているが,etretinateは抗腫瘍作用よりもantikeratinizing agentsとして広く臨床に利用され高い評価を得ている.今回は抗腫瘍作用に注目し,口腔内に生じたoral florid papillomatosis,verrucous carcinomaの各1例,陰部に生じたleukoplakia verrucosaの1例にetretinateを使用し有効であったので,この3症例の独立性について述べると共に,その治療法,reti—noidの作用機序について文献的に検討する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら