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原著
Etretinateの奏効した粘膜部上皮性腫瘍の3例
著者: 荒川謙三1
所属機関: 1岡山大学医学部皮膚科教室
ページ範囲:P.663 - P.667
文献購入ページに移動 Retinoidはvit.Aの誘導体であり,抗腫瘍作用を有することが知られているが,etretinateは抗腫瘍作用よりもantikeratinizing agentsとして広く臨床に利用され高い評価を得ている.今回は抗腫瘍作用に注目し,口腔内に生じたoral florid papillomatosis,verrucous carcinomaの各1例,陰部に生じたleukoplakia verrucosaの1例にetretinateを使用し有効であったので,この3症例の独立性について述べると共に,その治療法,reti—noidの作用機序について文献的に検討する.
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