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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科39巻8号

1985年08月発行

原著

Human Papillomavirus抗原を証明したBowenoid Papulosisの1例

著者: 服部瑛1 中島孝2

所属機関: 1前橋赤十字病院皮膚科 2国立ガンセンター病理

ページ範囲:P.681 - P.684

文献概要

 26歳,男性のbowenoid papulosisの1例を報告した.病変部では,酵素抗体法にて,表皮上層部のケラチノサイト核内にpapillomavirus抗原を認めた.さらに陰茎部の疣贅患者4例中2例でも同一陽性所見を得た.以上のことからbowenoid papulosisはhuman papillomavirusをこより引き起こされ,尖圭コンジロームを含めた疣贅ときわめて近縁な疾患と思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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