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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科39巻9号

1985年09月発行

文献概要

原著

著明な肺高血圧を来し死亡したMixed Connective Tissue Diseaseの2例

著者: 滝脇弘嗣1 榎本充邦1 武田克之1 溝淵茂樹2 小林英香3 大塚俊夫4

所属機関: 1徳島大学医学部皮膚科教室 2徳島大学医学部第2内科教室 3徳島大学医学部第1病理学教室 4松山赤十字病院皮膚科

ページ範囲:P.747 - P.751

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 著明な肺高血圧を来し死亡したmixed connective tissue diseaseの2症例を報告した.症例は33歳と24歳の女性で,共にレイノー現象と手指の浮腫性硬化を初発症状として発症し,心・肺症状が比較的早期に現われ進行し,全経過は約5年であった.肺病変に対するステロイドの治効は少なかった.1例は剖検で高度の高血圧性肺血管病変を認めたが,間質の線維化は極めて軽微であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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