icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科40巻2号

1986年02月発行

原著

劣性栄養障害型先天性表皮水疱症に対するフェニトイン(アレビアチン)の効果について—2例の解析

著者: 浅田秀夫1 橋本公二1 滝尻珍重1 佐野榮紀1 相馬照代1 喜多野征夫1 小林與一1 山村弟一1 西岡清1 吉川邦彦1

所属機関: 1大阪大学医学部皮膚科教室

ページ範囲:P.145 - P.150

文献概要

 劣性栄養障害型先天性表皮水疱症(recessive dystrophic epidermolysis bullosa:RDEB)患者2症例についてフェニトイン内服療法を行った.水疱形成は血中濃度の立ち上がりから数日ないし1週間遅れて抑制されたが,服用を続行したところ抑制効果が減少する傾向が見られた.眠気,眩暈,集中力低下,肝障害などのフェニトインの副作用が出現してきたこと,および血中濃度の維持が困難であったことから,長期連用はできなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら