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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科40巻2号

1986年02月発行

文献概要

原著

天疱瘡に対するステロイド間歇投与法についての一考察—岩手医科大学付属病院皮膚科の最近10年間の症例から

著者: 藤田秀人1 伊崎誠一1 伊崎正勝1

所属機関: 1岩手医科大学医学部皮膚科講座

ページ範囲:P.151 - P.156

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 尋常性天疱瘡6例,落葉状天疱瘡2例,紅斑性天疱瘡5例の計13例のうち2例を除く11例に対してステロイドの連日投与後に間歇投与法を試みた.その結果,ステロイドの連日投与により水疱の新生が抑制され,糜爛面が乾燥化した後,ステロイドの1日投与量を変えず投与間隔をあける間歇投与法は長期に亘り皮疹の再発を防ぐ方法として,十分に推奨されるものであることが明らかとなった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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