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原著
小児Sweet病の2例
著者: 上田清隆1 西岡清1
所属機関: 1大阪大学医学部皮膚科教室
ページ範囲:P.307 - P.310
文献購入ページに移動 2カ月男児と3歳男児の小児Sweet病の2症例を報告した.2カ月男児例は,生後2週目に顔面の紅斑として発症しており,従来の報告例のうち最年少例と考えられた.同症例では,本症発現とSMAミルク摂取との関連性が疑われたが,確認はできなかった.3歳男児例は,1歳2カ月頃より顔面に紅斑の出没を繰り返しており,ヨードカリ内服で皮疹の消褪を見たが,内服中止により皮疹が再燃した.
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