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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科40巻4号

1986年04月発行

文献概要

原著

手指のボーエン病—理髪用鋏の慢性刺激により発生したと思われる症例

著者: 金内日出男1 桜井みち代1 青島敏行1

所属機関: 1大津赤十字病院皮膚科

ページ範囲:P.347 - P.349

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 83歳,女性.約50年間理髪業を営んでいた.理髪鋏の柄が当たる右第4指指背に角化性鱗屑痂皮を伴う紅斑が出現.市販の外用剤を塗布しても軽快せず,有痛性のビランとなった.組織学的にBowen病と診断.理髪用鋏の慢性刺激により発生したと考えられるBowen病は,発生要因として興味深いと思われるので報告した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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