文献詳細
原著
文献概要
左前胸部,右上腕に広範な壊疽性局面を伴ったIgA-κ型の多発性骨髄腫の77歳,女子例を報告した.クリオグロブリンは陰性であった.血清中に,セルロースアセテート膜電気泳動法で2M成分を認めたが,免疫電気泳動法ではM成分はIgA-κ型の1本の沈降線を示した.このことより,IgAの重合体の存在とそれに伴う血液粘度の上昇および局所の末梢循環障害が,皮膚病変の形成に大きく関与していると考えた.
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