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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科40巻7号

1986年07月発行

文献概要

原著

Cronkhite-Canada症候群の1例

著者: 松本俊一1 富岡容子2

所属機関: 1千葉大学医学部皮膚科教室 2国立国府台病院皮膚科

ページ範囲:P.645 - P.648

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 76歳,男性.昭和58年12月末頃より手足部の色素沈着,指趾爪甲萎縮脱落,腋毛脱落に気づく.昭和59年1月より下痢症状が出現,体重減少が著明となる.同年9月10日,精査のため入院.検査では,血清総蛋白3.3g/dl,胃,十二指腸,大腸に亘る広範囲なポリポーシスをみたので,Cronkhite-Canada症候群と診断した.自験例は外胚葉系の異常が消化器症状に先行し,消化管ポリポーシス,手足の色素沈着,爪甲脱落,脱毛を呈した.Cronkhite-Canada症候群と考えて,ここに報告し,文献的に若干の考察を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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