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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科40巻9号

1986年09月発行

文献概要

原著

High Grade Malignant Lymphomaの転帰をとったSézary症候群の1例

著者: 長田浩行1 幸田衞1 武井洋二1 荒川雅美1 植木宏明1 真鍋俊明2

所属機関: 1川崎医科大学皮膚科教室 2川崎医科大学人体病理学教室

ページ範囲:P.821 - P.825

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 76歳,男子.Sézary症候群の診断で約5年間,ステロイド投与にて寛解増悪を繰り返していた.死亡約半年前から急速に頸部リンパ節腫脹を生じ,リンパ節生検では,Sézary細胞は極く少数で,大部分は大型のimmunoblast様の腫瘍細胞で占められていた.脳転移のため死亡したが,Sézary症候群の末期に悪性度の高いlymphomaが生じたものと考えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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