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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科41巻10号

1987年09月発行

文献概要

原著

特異な臨床像を呈したPorokeratosisの1例

著者: 松本和彦1 伊藤隆1 御子柴甫1 斎田俊男1 面高信平2

所属機関: 1信州大学医学部皮膚科教室 2昭和伊南総合病院皮膚科

ページ範囲:P.789 - P.793

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 15歳,男子.幼児期に発症,掌蹠を含めた両手足と大腿部に点状角化性丘疹が不規則線状ないし列序性に配列していた.融合傾向あり.組織学的には典型的なcornoidlamellaが認められた.Porokeratosisの病型分類につき考察し,本症をlinear porokera—tosisと診断した.自験例の電顕的検索ではcornoid lamella部の表皮細胞内に多数の層板顆粒が認められ,cornoid lamellaの形成に層板顆粒が何らかの形で関与している可能性が推測された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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