文献詳細
薬剤
新しい創傷被覆材料DuoACTIVE(DuoDERM)による若干の皮膚潰瘍の治療成績
著者: 笠井達也1 細川倫子1
所属機関: 1国立仙台病院皮膚科
ページ範囲:P.281 - P.289
文献概要
原因の如何を問わず,潰瘍形成を主徴とする皮膚病変は,通常の皮膚科診療上,症例数としては余り多いものではないが,慢性経過をとるものではしばしば治療に難渋し,患者自身はもとより,治療する側にとっても苦痛の多いものである.今回,皮膚欠損部を被覆する新しい医療材料としてDuoACTIVE(DuoDERM)の提供を受け,少数例ではあるが,種々の原因によって生じた皮膚の潰瘍の治療を試み,良好な結果を得たので,その成績の概略を報告する.
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