icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科41巻9号

1987年08月発行

原著

Nonvenereal Sclerosing Lymphangitis of the Penisの1例—その発症病理について

著者: 重本尚1 石井晶子1 土田哲也1 関利仁1 玉置邦彦1 今村哲夫2

所属機関: 1東京大学医学部附属病院分院皮膚科 2東京大学医学部附属病院分院中央検査部

ページ範囲:P.693 - P.697

文献概要

 45歳,男,独身.初診の2週間前に陰茎冠状溝後縁左側に索状硬結が出現した.自覚症状なし.いわゆるnonvenereal sclerosing lymphangitis of the penisと診断した.病理組織像,PAP法による第Ⅷ因子関連抗原の染色により罹患脈管が静脈であると示唆された.発症病理について考察し,何らかの原因で弁をもつ静脈が閉塞し,その末梢側に拡張が起こるものと考えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら