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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科41巻9号

1987年08月発行

文献概要

原著

新生児ヘルペス

著者: 北川伸子1 北村えみ1 大川幸三1 荒田次郎1

所属機関: 1高知医科大学皮膚科教室

ページ範囲:P.723 - P.725

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 患者は生後8日の女児生後4日目に右頭頂部に水疱が出現し,徐々に皮疹の拡大,増加がみられたため,当科へ入院した.入院後,水疱内容のTzanck test,螢光抗体法でherpes simplex virus Ⅰ型が同定され,新生児ヘルペスと診断した.治療は最初,アシクロビル外用のみより開始したが,徐々に皮疹が拡大してきたため,アシクロビル点滴の併用を行い,順調に軽快,退院した.しかし,その後,2回の頭部の水疱の再然をみたが,アシクロビル点滴にて,軽快している.アシクロビルによる副作用はみられなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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