文献詳細
原著
文献概要
患者は生後8日の女児生後4日目に右頭頂部に水疱が出現し,徐々に皮疹の拡大,増加がみられたため,当科へ入院した.入院後,水疱内容のTzanck test,螢光抗体法でherpes simplex virus Ⅰ型が同定され,新生児ヘルペスと診断した.治療は最初,アシクロビル外用のみより開始したが,徐々に皮疹が拡大してきたため,アシクロビル点滴の併用を行い,順調に軽快,退院した.しかし,その後,2回の頭部の水疱の再然をみたが,アシクロビル点滴にて,軽快している.アシクロビルによる副作用はみられなかった.
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