文献詳細
原著
文献概要
乾癬局面性皮疹を綿球に浸した液体窒素で水疱が生ずるように数秒凍結した.乾癬20症例151局面で凍結療法後に73個(48%)の局面は1〜5カ月再発をみることなく皮疹が消失した.即ち5カ月以上18,3カ月以上25,2カ月以上20,1カ月以上10局面が寛解している.寛解局面は色素脱失と辺縁の色素沈着を残した.凍結療法の軽快局面は43個(28%),無効局面は35個(28%)である.凍結療法は,チガソン,メトトレキセート,PUVA療法,外用ステロイド療法の乾癬維持療法の併用療法として価値ある治療法と考えられた.
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