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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科42巻11号

1988年11月発行

文献概要

原著

ムチン沈着よりなる結節状皮疹および網状紅斑局面を伴った紅斑性狼瘡

著者: 小野寺有子1 小松威彦1 清水宏1 仲弥1 西川武二1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.995 - P.1000

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 患者は1歳,女性.3年来の播種型DLEにて経過観察中,両上肢,躯幹に小指頭大までの紅色結節が多数出現した,また前胸部には軽度の浸潤を伴う網状紅色局面を認めた.組織学的にはいずれの皮疹にも真皮全層に亘る豊富なムチン沈着を認めた.紅色結節は結節性皮膚ループスムチン症,また網状紅斑局面はreticular erythematous mu—cinosis症候群に極めて類似した紅斑と考えられ,REMとLEとの関連性が示唆された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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