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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科42巻11号

1988年11月発行

文献概要

原著

長期間に亘り再燃を繰り返すライター症候群の1例

著者: 定本靖司1 浦野芳夫1 荒瀬誠治1 重見文雄1 武田克之1

所属機関: 1徳島大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.1007 - P.1012

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 56歳,男性.皮疹および関節痛で発症.皮疹はkeratodermia blenorrhagica,circinate balanitisの典型像を示したが,初発の関節病変は指趾末節であり関節症性乾癬も疑わせた.経過中に結膜炎も出現し,2主徴および典型的皮疹により確診した.以後,約6カ月から1年の間隔で寛解再燃を繰り返し,症状は徐々に増強したが,全経過中明らかな尿道炎を思わせる自,他覚所見はなくtriasはそろわなかった.HLA-B 27は陰性であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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