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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科42巻12号

1988年12月発行

文献概要

原著

高グロブリン血症性紫斑の3例

著者: 檜垣祐子1 大江麻里子1 肥田野信1 保坂真理子2 杉野信博2

所属機関: 1東京女子医科大学皮膚科学教室 2東京女子医科大学腎総合センター内科

ページ範囲:P.1099 - P.1104

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 続発性グロブリン血症性紫斑の3例を報告した.症例1は18歳女性でsubclinicalSjögren syndromeに,症例2は54歳女性で慢性関節リウマチに,症例3は41歳女性で典型的シェーグレン症候群にそれぞれ続発したと考えられた.いずれも紫斑部の組織に血管炎は認めなかったが,症例1で血管壁にC3の沈着を認めた.本邦報告例について検討したところ,基礎疾患としてシェーグレン症候群が高頻度を占めており,本症を見た場合十分に検討を行うべき疾患と思われた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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