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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科42巻12号

1988年12月発行

原著

慢性関節リウマチに合併した血管炎—肉芽腫様変化を伴った例

著者: 田畑伸子1 相場節也1 岡崎太郎2 田上八朗1

所属機関: 1東北大学医学部皮膚科学教室 2広南病院リウマチ膠原病内科

ページ範囲:P.1113 - P.1116

文献概要

 57歳,女性.11年前に発病した慢性関節リウマチの経過中,四肢末端および下腿に,難治性の浮腫性紅斑性腫脹と潰瘍が出現した.組織学的には,真皮に広範な出血巣とフィブリン沈着があり,周辺に好中球と単核細胞の浸潤を伴った小血管の血管炎と,さらに一部肉芽腫様変化とが共存する特異な所見を認めた.Dapson内服が著効を示した.本邦におけるrheumatoid vasculitisの報告例をもとに,若干の考察を加えて報告した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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