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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科42巻2号

1988年02月発行

原著

新潟大学皮膚科における最近10年間の悪性黒色腫—23例の検討

著者: 山本綾子1 藤原浩1 池田和人1 河井一浩1 兼子泰行1 小黒啓子1 手塚匡哉1 吉田伸江1

所属機関: 1新潟大学医学部皮膚科教室

ページ範囲:P.131 - P.135

文献概要

 1976年から1985年までに新潟大学皮膚科で経験した悪性黒色腫23例について臨床的,組織学的に検討した.発症時年齢はacral melanoma (AM)が65.1歳super—ficial spreading melanoma (SSM)が56.0歳,nodular melanoma (NM)が41.8歳とAMが最も高齢であった.男女比は9:14と女性に多かった.病型別には,AM, NM,SSMの順に多く見られ,発生部位としては足底が最も多かった.悪性黒色腫のlevelやstageの差異,根治的治療の有無が,予後に強く関連していることが示唆された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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