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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科42巻2号

1988年02月発行

原著

腎移植後の皮膚有棘細胞癌の1例

著者: 小林まさ子1 藤田優1 岡本昭二1 落合武徳2 浅野武秀2 磯野可一2

所属機関: 1千葉大学医学部皮膚科教室 2千葉大学医学部第2外科教室

ページ範囲:P.151 - P.155

文献概要

 腎移植後17年目に顔面に有棘細胞癌を生じ,他臓器転移を起こして死亡した58歳,男の1例を報告する.臓器移植後の悪性腫瘍,特に皮膚有棘細胞癌の合併は,欧米やオーストラリアでは多数報告されている.本邦では腎移植後に発生した悪性腫瘍は1985年12月1日現在32例で,皮膚有棘細胞癌を生じた患者はなかった.臓器移植と悪性腫瘍の発生について若干の文献的考察を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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