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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科42巻5号

1988年05月発行

文献概要

原著

Perforating Granuloma Annulare—症例報告

著者: 山崎龍彦1 松崎照樹1 山口茂光1 佐藤良夫1

所属機関: 1新潟大学医学部皮膚科教室

ページ範囲:P.431 - P.435

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 18歳男性の両手背から手指にかけて発症したperforating granuloma annulareを報告した.皮疹は径数mm大までの正常皮膚色ないし淡紅色の小丘疹が多発し,中央が陥凹し,痂皮を有するものも認められた.組織学的には,真皮内のpalisading granulorna,および表皮直下のほぼ壊死に陥った肉芽腫が痂皮を形成しつつ体外へ排出される像,いわゆるperforationの像が認められた.また現在までの報告例43例を集計するとともに,elimination現象につき,特にfibronectinと好中球について,その役割の重要性を考察した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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