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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科42巻8号

1988年08月発行

文献概要

原著

DDS投与が奏効したアナフィラクトイド紫斑の3例

著者: 秋山真志1 北川佳代子1 増田光喜1 仲弥1 原田敬之1 西川武二1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.683 - P.688

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 24歳女,25歳男,27歳男の3例のアナフィラクトイド紫斑に対しdiamino-diphe—nyl-sulfone (DDS)50〜75mg/day内服を行い全例で皮疹の消失がみられ,さらに腎症状,腹部症状,関節症状を伴った2例でそれらの改善を認めた.アナフィラクトイド紫斑にDDSが有効であることは成書に記載されているものの,その報告は少ない.自験例3例を含め,DDSが有効であった本症7例中6例において症状改善後再発を認めないことから,DDSは本症の有力な治療薬と思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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