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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科42巻9号

1988年09月発行

原著

紅斑を主訴としたSubclinical Sjögren's Syndromeの2例

著者: 筒井真人1 岸山和敬2 種市幸二3

所属機関: 1旭川医科大学皮膚科学教室 2北見赤十字病院皮膚科 3北見赤十字病院内科

ページ範囲:P.805 - P.809

文献概要

 症例1は45歳女性,顔面・上肢の浮腫性紅斑,環状紅斑を主訴として,症例2は39歳女性,顔面の浮腫性紅斑を主訴として受診した.共に抗核抗体,リウマトイド因子,抗SS-A・抗SS-B抗体が陽性であったため,Sjögren's syndromeを含む自己免疫性疾患を念頭におき検査をすすめたところ,症例1では耳下腺造影でstage 2,症例2では耳下腺造影でstage 1,Schirmer's test,Rose-Bengal testで乾燥性角結膜炎の所見が得られた.2症例共,自覚的な乾燥症状を欠くため,subclinical Sjögren's syndromeと診断した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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