icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科43巻1号

1989年01月発行

文献概要

印象記

CUTANEOUS LYMPHOMA 1988—皮膚リンホーマ国際シンポジウム印象記

著者: 滝川雅浩1

所属機関: 1浜松医科大学皮膚科

ページ範囲:P.90 - P.92

文献購入ページに移動
 単クローン抗体の開発,遺伝子工学の導入等により免疫学は著しい発展を遂げつつあるが,それに伴い悪性リンパ腫の研究も大きく変遷した.皮膚悪性リンパ腫の分野も,skin-associated lymphoid tissues(SALT)という概念の中でのリンパ腫の位置付け,cutaneous T-celllymphoma (CTCL)という分類法の出現などにより,古典的な理解からより近代的な解析へと進みつつある.
 このような状況のもとで開催されたlnternational Symposium on Cutaneous Lymphomaは,皮膚悪性リンパ腫のこれまでの進歩を総括し,さらにその将来を展望するものであった.デンマークのDrs. WantzinとThomsonおよびオランダのDrs.van VlotenとWillemzeが本シンポジウムの組織委員となり,ESDRのスポンサーのもとにコペンハーゲンにて,10月28〜30日にわたり開催された.本来は,コペンハーゲンとオランダで別個に開かれる予定の皮膚悪性リンパ腫の研究会を,合同かつinternationalにしたものということであった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら