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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科43巻12号

1989年11月発行

文献概要

原著

Hallopeau型増殖性天疱瘡

著者: 石河晃1 木花いづみ1 生冨公明1 秋山真志2 天野佳子2 繁益弘志2 栗原誠一3 馬場恵美3

所属機関: 1川崎市立川崎病院皮膚科 2慶應義塾大学皮膚科学教室 3済生会横浜市南部病院皮膚科

ページ範囲:P.1185 - P.1190

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 Hallopeau型増殖性天疱瘡を2例経験した.症例1は典型例,症例2は皮疹分布が特異であったが,2症例とも蛍光抗体法陽性で組織学的に表皮内好酸球性膿瘍および棘融解像が観察された.本疾患の内外報告例をまとめてみたところ,口腔内初発例が多く,本邦では男女同数,欧米では女性に好発することがわかった.また,本疾患は増殖性膿皮症と混同されることが多いので,自験例ならびに報告例について免疫組織学的知見も合わせ種々検討を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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