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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科43巻13号

1989年12月発行

文献概要

症例報告

大陰唇に発生した巨大懸垂性線維腫の2例

著者: 永井秀史1 寄藤和彦1 若林正治1 小林まさ子1 藤田優1 吉田道2

所属機関: 1千葉大学皮膚科学教室 2吉田皮膚科医院

ページ範囲:P.1313 - P.1316

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 大陰唇より発生した巨大懸垂性線維腫の2例を報告した.症例1:30歳,未婚.18×25×15cmの有茎状腫瘍で幅1.5cm長さ5cmの茎により懸垂している.重量1600g.症例2:39歳.既婚.幅1cm長さ5cmの茎により懸垂する12×9×7cmの腫瘍.重量600g.組織は2例とも成熟した膠原線維と幼若な膠原線維が混在増生しており,典型的な線維腫の像を呈する.2例とも茎部より広範囲に切除,縫縮し再発をみとめていない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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