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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科43巻3号

1989年03月発行

症例報告

梅毒性天疱瘡の1例

著者: 岡昌宏1 玉置昭治1

所属機関: 1淀川キリスト教病院皮層科

ページ範囲:P.299 - P.301

文献概要

 梅毒の皮疹の中で先天性梅毒にのみ出現し,比較的稀な皮疹である梅毒性天疱瘡の1例を報告した.生直後の男児.生下時より両足蹠に発赤,膿疱が存在していた.梅毒血清反応は患児,両親とも強陽性を示していた.重症感染症兆候,肝機能異常等を示していたが,ペニシリン系抗生物質,交換輸血治療により全身症状は回復し,皮疹は生後3日目には軽度の発赤を残すのみとなった.梅毒性天疱瘡という名称の妥当性についてもふれた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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