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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科43巻4号

1989年04月発行

症例報告

DDSによる皮膚筋炎皮膚症状治療の試み

著者: 栗原誠一1 浦亜紀子1 天野佳子1 生冨公明2 宮本伸子2 小林都江3 多島新吾3

所属機関: 1済生会横浜市南部病院皮膚科 2練馬総合病院皮膚科 3慶應義塾大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.331 - P.336

文献概要

1)37,27,74歳女性の皮膚筋炎症例に見られた皮膚症状(前2者はステロイド減量中再燃,後者はステロイド剤内服前)に対しDDSを投与し,十分な臨床効果を得た.紅斑・潮紅が著明に軽快したが,浮腫には無効のようであった.また,筋症状にも有効である印象を受けた.2)本症に対するDDSの効果発現は,皮膚筋炎皮疹部組織には,液状変性と浮腫,細胞浸潤に加えて出血と血管変化が観察されることから,血管病変に対する作用を推論した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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