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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科43巻6号

1989年05月発行

特集 臨床皮膚科—最近のトピックス

Clinical Dermatology 1989 I最近話題の疾患とその病態

蚊アレルギー

著者: 川上理子1 檜垣祐子2 肥田野信2

所属機関: 1聖母病院皮膚科 2東京女子医科大学皮膚科

ページ範囲:P.565 - P.569

文献概要

 蚊刺後に局所の激しい反応のみならず,発熱などの全身症状を伴う蚊アレルギーの症例はこれまでに30数例が報告されており,注目されることはこれらの症例の予後が極めて悪く,悪性組織球症などにより死亡した例が半数以上を占めることである.本稿では我々の経験した本症の男児例について,3歳時に蚊アレルギー症状で発症してから14歳で悪性リンパ腫により死亡するまでの経過を報告し,両疾患の因果関係について若干の考察を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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