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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科43巻6号

1989年05月発行

文献概要

特集 臨床皮膚科—最近のトピックス Clinical Dermatology 1989 II新しい検査法と治療法

ウイルス性疣贅のin situ hybridization

著者: 本田まりこ1 石地尚興1 石田卓1 新村眞人1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学皮膚科教室

ページ範囲:P.629 - P.633

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 ビオチン標識ヒト乳頭腫ウイルスDNAをプローブとして各種ウイルス性疣贅のホルマリン固定パラフィン切片を使用してin situ hybridi—zationを行った.対象はミルメシア8例,尋常性疣贅8例,足底嚢腫10例,青年性扁平疣贅6例,疣贅状表皮発育異常症10例およびそれに合併した皮膚悪性腫瘍2例,尖圭コンジローム68例,bowenoid papulosis 2例,Bowen病20例,oralflorid papillomatosis 3例,陰茎癌3例で合計140症例である.尖圭コンジロームの一部を除き,全例Southern法をも行い,in situ hybridization法と比較した.その結果,Southern法よりも感度は劣るが,型特異性がみられ,しかもより短時間に診断できることが明らかにされた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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