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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科43巻6号

1989年05月発行

特集 臨床皮膚科—最近のトピックス

Clinical Dermatology 1989 II新しい検査法と治療法

職業性皮膚疾患の治療および予防

著者: 早川律子1

所属機関: 1名古屋大学医学部附属病院分院皮膚科

ページ範囲:P.647 - P.650

文献概要

 職業性皮膚疾患は職場で接する化学物質が原因となって発症する.科学の進歩とともに環境因子は複雑となり,新しい化学物質の出現はこれまで報告されていない皮膚障害を発生させる.工業技術の進歩に伴って,職場で使用される物質も変化する.職業性皮膚障害の原因物質の究明にも,新しい情報と知識が要求される.また,原因物質が確認されても職業的に接触を絶つことが難しい場合が多い.このような場合には患者個人のみの努力では問題解決ができず,企業全体で職業性皮膚疾患対策を考える必要がある.本論文では①シソ栽培者の手皮膚炎,②機械油皮膚炎,③鋳物工場における接触皮膚炎,④2-ヒドロキシエチルメタクリレート皮膚炎を取り上げてその治療と予防について報告した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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