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総説
水疱症の病因研究と診断の推移—天疱瘡,水疱性類天疱瘡を中心として
著者: 金子史男1
所属機関: 1福島県立医科大学皮膚科学教室
ページ範囲:P.687 - P.694
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水疱症の発症機序に関する研究は,免疫組織学的手技の普及と免疫電顕法の発展によって急速な進歩をとげてきた.その診断法についてはほぼ確立され,免疫生化学的研究はついには原因自己抗体,抗原のベールを剥がしつつある.ここでは,いわゆる自己免疫性水疱症のうち,天疱瘡ならびに類天疱瘡を中心に,その病因研究の推移を振り返り,簡単にまとめてみたい.
水疱症の発症機序に関する研究は,免疫組織学的手技の普及と免疫電顕法の発展によって急速な進歩をとげてきた.その診断法についてはほぼ確立され,免疫生化学的研究はついには原因自己抗体,抗原のベールを剥がしつつある.ここでは,いわゆる自己免疫性水疱症のうち,天疱瘡ならびに類天疱瘡を中心に,その病因研究の推移を振り返り,簡単にまとめてみたい.
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