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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科43巻8号

1989年07月発行

文献概要

総説

発汗の生理機構に関する最近の進歩

著者: 佐藤賢三1 武村俊之1 嵯峨賢次2

所属機関: 1アイオワ大学医学部皮膚科学教室 2札幌医科大学皮膚科学教室

ページ範囲:P.795 - P.799

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 発汗は体温調節のために人体にとり必要不可欠な現象である.体温調節以外にも皮膚の物理,生理的機能に発汗現象は関与していると推定され,また各種の皮膚疾患においても直接的あるいは間接的に疾患の発症,経過に発汗現象は関与していると考えられる.発汗機構に関する研究は生理学的・生化学的・分子生物学的手法を用いて最近著しく進歩した.本稿は皮膚科医にとり最低限必要な発汗機構に関する最近の知見をまとめたものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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