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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科43巻9号

1989年08月発行

総説

皮膚科医のための発汗および汗腺機能の検査法

著者: 佐藤賢三1 武村俊之1 嵯峨賢次2

所属機関: 1アイオワ大学医学部皮膚科学教室 2札幌医科大学皮膚科学教室

ページ範囲:P.889 - P.896

文献概要

 発汗は体温調節のために人体にとり必要不可欠な現象である.体温調節以外にも皮膚の物理,生理的機能に発汗現象は関与していると推定され,各種の皮膚疾患においても直接的あるいは間接的に疾患の発症,経過に発汗現象は関与していると考えられる.しかし,いわゆる「発汗検査」が実地臨床の場において重視されているとはいいがたい.従来の発汗検査法は煩雑さ・清潔さ等の点で問題があり,外来あるいは病棟で容易に行い難いということがその理由の一つであろう.著者らは長年にわたり発汗の生理機構に関する基礎的研究を行うのみならず臨床的発汗検査法に種々の工夫を加えてきた.本稿では発汗検査法の実際的方法について簡潔に述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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