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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科43巻9号

1989年08月発行

今月の症例

Necrobiotic Xanthogranuloma—M蛋白を証明し得ない1例

著者: 藤田和美1 荒木由紀夫1 菅原信1

所属機関: 1警友病院皮膚科

ページ範囲:P.911 - P.915

文献概要

 64歳,男.初診6カ月前に顔面に皮疹出現し,増大.右眼窩外側から下方にかけて一部黄色腫様変化を伴う暗赤色の皮下硬結あり.自覚症状なし.病理組織学的には,真皮乳頭層から皮下組織にかけて膠原線維の類壊死および黄色肉芽腫性病変を認める.免疫電気泳動法にて血清中にM蛋白を認めず,皮疹が眼窩周囲に限局するが,自験例をKos-sard & Winkelmannにより提唱されたnecrobiotic xanthogranuloma with parapro-teinemiaの範疇に属する疾患と考え,報告した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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