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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科43巻9号

1989年08月発行

症例報告

Toxic Epidermal Necrolysisの1例

著者: 前川典子1 赤枝民世1 伊庭仁樹1 細川宏1 橋爪健二 河村甚郎1 朝田康夫1

所属機関: 1関西医科大学皮膚科学教室

ページ範囲:P.939 - P.942

文献概要

 53歳,女性.頭痛のため近医(内科)を受診,高血圧を指摘されてアルダクトンA®,ブルフェン®等を処方された.服用後約2週間で顔面,上肢に紅斑が出現し,紅斑は瘙痒を伴って全身に拡大して水疱を形成,発熱も生じた.当科初診時には全身に暗赤色紅斑および水疱が存在し,特に背部は全体が水疱化していた.入院後ステロイド剤点滴,外用にて病態は順調に改善した.退院後貼布試験でアルダクトンA®(スピロノラクトン)に陽性であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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