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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科44巻1号

1990年01月発行

症例報告

巨大なPilobezoarsによるイレウスを合併したTrichotillophagimaniaの1例

著者: 海新華1 王仁林2

所属機関: 1中国湖南麥底鉄道病院皮膚科 2中国湖南医科大学第二医院皮膚科

ページ範囲:P.55 - P.58

文献概要

 13歳,女子.巨大なpilobezoarsによるイレウスを合併したtrichotillo—phagimaniaの1例を報告した.自験例は5歳より自分の頭髪を抜き食べていた.頭部に約50cm2の脱毛巣がみられた.排便時,12×3cmのpilobezoarが排出され,手術にて胃内から25×7cm大のpilobezoarを摘除した.術後3カ月目には脱毛は完治した.現在まで再発を認めない.また,trichotillophagimaniaという疾患の命名,定義および診断基準を述べると共に,本疾患の病因,臨床症状と治療について若干の文献的考察を試みた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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