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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科44巻1号

1990年01月発行

文献概要

症例報告

両側性限局性神経線維腫

著者: 小林伸子1 大城守夫1 後藤裕美1 檜山清水1 吉田寛子1 小野真理子1 橋本謙1

所属機関: 1帝京大学医学部付属溝口病院皮膚科

ページ範囲:P.63 - P.67

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 51歳女性の前胸・腹部に正中線を越えて発生した両側性限局性神経線維腫の1症例を経験した.本症はRecklinghausen病の辺緑疾患の一つと考えられているが,両側性病変を認めたとする報告は調べ得た限りでは現在までに3例をみるにすぎず,本症例のようにcafe au lait斑をみないものは2例のみで,本邦人での報告はない.現在,限局性神経線維腫の分類には若干の混乱がみられるが,この発現機序を考える上で本症例は興味のあるものと考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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