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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科44巻10号

1990年09月発行

文献概要

症例報告

Cutaneous Focal Mucinosisの2例

著者: 前岡仁哲12 柿沼寛1 本庄三知夫1 馬場俊一1 鈴木啓之1

所属機関: 1日本大学医学部皮膚科学教室 2大宮赤十字病院皮膚科

ページ範囲:P.991 - P.993

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 症例1:58歳男.左下腿の扁平台状隆起性結節.症例2:43歳男.頭頂右側の有茎性腫瘤.2例とも自覚症状および甲状腺疾患なし.いずれも組織学的に真皮上層にわたり境界不明瞭な無定型物質に紡錘形,星芒形の線維芽細胞が疎らに存在.被膜形成なし.無定型物質はアルシャン青染色で陽性,トルイジン青染色で異染性を示す.この物質はピアルロニダーゼで消化されピアルロン酸が主体と考えられた.以上よりcutaneous focal mucinosisと診断した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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