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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科44巻10号

1990年09月発行

症例報告

手掌および口腔に限局した扁平苔癬

著者: 倉持政男1 斎藤学1 五味博子1 細川洋子1 堀川悦朗1 酉抜和喜夫1 三浦隆1

所属機関: 1帝京大学市原病院皮膚科学教室

ページ範囲:P.1017 - P.1019

文献概要

 両手掌および口腔に限局した扁平苔癬の1例を報告した.51歳,男.フィルム現像業.両手掌に淡褐色で米粒から小豆大の疣状に隆起した小丘疹が多発,集簇.頬粘膜において,乳白色粘膜疹がレース状局面を形成.組織学的には角質増殖,顆粒層の肥厚,表皮突起の延長,乳頭層への細胞浸潤とその下端の帯状形態.現像液への接触禁止とステロイド剤外用により手掌の皮疹は約8カ月を要して消退,口腔内は不変であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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