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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科44巻11号

1990年10月発行

文献概要

症例報告

外傷後に生じた血管腫

著者: 高野美香1 林紀孝1 利谷昭治1 曽爾彊2 西村正幸3

所属機関: 1福岡大学医学部皮膚科学教室 2福岡大学医学部第2解剖学教室 3九州大学生体防御医学研究所皮膚科学教室

ページ範囲:P.1105 - P.1108

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 58歳女子の右こめかみに生じた海綿状血管腫の1例を報告した.1年前同部を打撲,その部に一致して生じたことから,外傷後組織修復過程で生じた局所の循環動態の変化によって引き起こされたものと考えられる.外傷後に海綿状血管腫を生ずることは非常にまれであるが,外傷に続発する腫瘍性病変の診断にあたり忘れてならない疾患の一つである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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