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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科44巻11号

1990年10月発行

症例報告

Palmar Fibromatosisの2例

著者: 山本俊幸12 森田恭一1 古井良彦1

所属機関: 1川口工業総合病院皮膚科 2桐生厚生総合病院皮膚科

ページ範囲:P.1117 - P.1119

文献概要

 Palmar fibromatosisの2例を経験した.症例1は43歳の男性で,約1年前より左手掌に結節が出現した.症例2は11歳の男性で,左手掌の硬結にいつ気づいたかははっきりしない.2例とも病理組織は,線維成分の増生と大小種々の紡錘形の核を有する線維芽細胞よりなる境界明瞭な腫瘍塊で,典型的なpalmar fibromatosisと考えられた.どちらも拘縮はなく,また糖尿病などの基礎疾患も認めなかったが,症例2の,11歳という若年発症例はきわめて稀と考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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