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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科44巻2号

1990年02月発行

文献概要

症例報告

Sunburn部に生じた正脂血症性扁平黄色腫の1例

著者: 川浪耐子12 花輪滋1 花輪純子1 森嶋隆文1

所属機関: 1日本大学医学部皮膚科学教室 2日本大学駿河台病院皮膚科

ページ範囲:P.137 - P.140

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 3日間の登山で帽子やサングラスで覆われていなかった眉間や両頬部に著しい日焼けが生じ,日焼け1カ月後頃から同部位に一致して扁平黄色腫が出現した正脂血症性のdystrophic xanthomatosis(Rosen)あるいは続発性限局性扁平黄色腫(小玉)の29歳,女性例を報告した.正脂血症性のdystrophic xanthomatosisの発症要因として長期の慢性炎症反応に加え,長期にわたる光線の曝露が重視されている.自験例で特異なことは短期間の高度の日焼け後に続発して扁平黄色腫が出現したことである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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