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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科44巻3号

1990年03月発行

症例報告

趾端壊死を伴つたCRST症候群の1例

著者: 田中勝1 清水宏1 寺木祐一1 高橋慎一1 多島新吾1 原田敬之1 西川武二1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.217 - P.220

文献概要

 70歳,女.比較的予後良好とされているCRST症候群に進行性の壊死を生じ,下腿切断に至った1例を報告した.下肢動脈造影では,足関節部における前脛骨動脈および腓骨動脈の完全閉塞を認め,抗セントロメア抗体は,10240倍と強陽性を示した。Progressive systemic sclerosisにおける趾端壊死の発生要因としては,内膜肥厚,血管炎,血栓,Raynaud現象などが考えられている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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